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現実感のないドイツの反イスラム・デモ

ドレスデンで昨年10月末に始まった反イスラム・デモが独逸中に拡散中である。がしかしどうも胡散臭さを感じる。

疑問点をいくつか挙げる。

1)ドレスデンに居住する外国人は全体で市民の2.8%に過ぎずドイツ平均9%からみて少ない方である。またモスレムに限ってみると0.8%に過ぎないという。
http://www.tranzas.ne.jp/~smikio/imin.html
そのドレスデンで何故反イスラム・デモが開始されたのか?

2)主張があまりに抽象的過ぎる事。独自の個別案件、例イスラム過激派によるテロ、イスラム国の暴虐、などの具体的な対象がなく、ただイスラム化に反対するとはあまりに抽象的ではないか?

3)Abendlandという概念とイスラム化を対峙させ、歴史文化的宗教的対立を扇動するのは何故か?ドレスデンのデモを組織しているのは<Patriotische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandes (PEGIDA)>(「アーベントランド(西欧)のイスラム化に反対する愛国的欧州人)という団体である。
ドイツ各地でこの組織名に倣って以下のような団体がデモを行っている。
Berlin gegen die Islamisierung des Abendlandes
Köln gegen die Islamisierung des Abendlandes
Düsseldorf gegen die Islamisierung des Abendlandes

(「アーベントランド(西欧)のイスラム化に反対する)という部分が共通であり、その主張が抽象的であることも同様である。

islam-pegida-umfrage-demo-540x304.jpg


PEGIDAによるデモがドレスデンで開始されたのは昨年10月20日であった。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%8C%96%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%84%9B%E5%9B%BD%E8%80%85

その直前、ドイツではクルド人による反トルコ・デモが各地で激しく行われた。それは折からトルコに侵入したいわゆる「イスラム国」がクルド人都市コバーニーを攻撃しクルド人防衛組織と戦闘していた。しかしトルコ政府は積極的に防衛しようとはせず逆にクルド人に対して発砲し死者がでたことに怒ったドイツ居住のクルド人たちによるものだった。

http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2014/10/post-886.php

「イスラム国」を創設し支える影の勢力の一つとしてトルコ政府がいることは公然の秘密であり、また歴史的にクルド人への抑圧に対するクルド人の怒りが爆発したのだ。300万人いるといわれるドイツ居住のトルコ人だが、その約半数はクルド人だ。

kurden-proteste-tuerkei-540x304.jpg

このクルド人による反トルコ政府デモは、その行為自体への評価はともかく、クルド人の怒りとデモの理由についてはドイツ人にも納得がゆくものだった。

その騒動がおさまらぬうちにうちに開始されたのがドレスデンの反イスラム・デモだった。

表面的には、クルドとトルコの確執をドイツへ持ち込むな、という主張のように見えた。

しかしこの反イスラム・デモは具体的な反対する事象のないまま続いている。

ドレスデンのデモから、旧東独崩壊を招いたひとつの現象としてドレスデンの<Montagsdemonstration>(月曜日デモ)を思い起こすドイツ人は多い。ドレスデンはCDUが強力にテコ入れした地域であり、月曜デモもその筋が背後で策動したものと思われている。(訂正、「月曜デモ」はライプチッヒで開始されドレスデンに飛び火した)

Wir sind

しかしなぜ反イスラム化なのか?

反イスラムの声がマルセイユやストックホルムで挙がった、というなら話が分かる。しかしモスレム住民の少ないドレスデンでの抗議の声には説得力がない。

またドレスデンに続いて各地で同様なデモが頻発するがいずこもイスラム化現象が見られぬ都市ばかりである。

たとえば、ベルリンである。有名なクロイツベルク地区は「トルコ第三の都市」とも呼ばれるほどトルコ系住民の多い地区である。外国人比率は約33%というから三人に一人は外国人だ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%8C%BA#.E4.BA.BA.E5.8F.A3

たしかにこの地区はまるでトルコだが、しかしベルリンにおいてこの地区はそれと同時に左翼の牙城でありゲージュツ家などが好んで住むことで知られている。

Düsseldorfや Kölnなども繁華街でのモスレム系の人々は目立って多いが、しかし社会のイスラム化といわれても実感がわかない。

なし崩しに移民大国となったドイツである。ゆえに移民問題は存在する。

今現在最も関心がもたれているのは、新EU加盟国である旧東欧最貧国のブルガリアとルーマニアからの移民である。しかもロマ(ジプシー)が目立つことだ。

KarteEU 黄色の部分がブルガリアとルーマニア


彼らは豊かなドイツへやってきていきなり子ども手当と生活保護を申請する。中には底辺の仕事を見つけそこから努力して這い上がって行くものもいるだろうし、子供たちの中から優秀なものが育ってやがてドイツ社会に貢献するものもでてくるだろう。しかし目下の問題は、大挙して移住してきた生活保護を要求する貧民たちを受け入れた各地の自治体がその財政負担と、また地域住民との文化ギャップによるトラブルに振り回されていることだ。

これらの移民に対する不満はドイツ住民には確かに存在する。われわれの税金で奴らを養うのはやめろ、というわけだ。破綻したギリシアへの財政支援に対する不満と同レヴェルである。

こうした移民問題への抗議ならまだしも納得が行くが、しかし存在しないイスラム化がなぜ問題なのか?

また「Abendland」などいうトルコ帝国の包囲をうけて壊滅したビザンツ帝国時代の概念が持ち出されるのか?「Abendland」とは「Morgensland」に対する反対概念である。東の日の昇ところのオリエントと異教徒に対する、西欧キリスト教各国独仏伊イベリア半島を指す概念が「Abendland」である。http://de.wikipedia.org/wiki/Abendland

Schlacht-am-Kahlenberg-Geffels-.jpg

このままでは「十字軍」までも登場するかもしれない。

このような現実の敵が存在しないにも関わらず扇情的に歴史と宗教的対立を強調する「民衆運動」が独逸で「盛り上がる」この時期、ではこんな敵がいるよとばかりに発生したのがフランスにおけるテロである。


フランス週刊紙で乱射12人死亡 大統領、テロと非難 イスラム風刺画原因か 犯人「預言者のかたき」

tero FR7日、動画サイト「ユーチューブ」に投稿された銃を構える2人。パリの週刊紙銃撃事件の犯人とみられる
 
パリの風刺専門週刊紙シャルリエブドの本社で7日午前11時半(日本時間午後7時半)ごろ、覆面をした男2人が自動小銃を乱射して逃走した。ジャーナリスト1人と警官を含む計12人が死亡、少なくとも9人が負傷した。5人が重体といい、死者はさらに増える恐れもある。警察当局者が地元メディアなどに明らかにした。

 ニュース専門テレビ局によると、2人は乱射しながら「預言者のかたきだ」と叫んでいたという。シャルリエブドが掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画などが襲撃の理由とみられる。最新作は、過激派イスラム国のバグダディ指導者を題材とした風刺画だった。

 フランスのオランド大統領は銃撃現場を訪れ、事件をテロとして非難。パリの警戒態勢を最高度に引き上げたことを明らかにし、犯人逮捕に全力を挙げると宣言した。

 大統領は「この上なく残忍な犯行だ。フランスはショックを受けている」と話し、緊急閣議を招集した。(共同)



ちなみに襲撃された左翼風刺誌<Charlie Hebdo>とはこんな雑誌だ。


Hebdo3.jpg
Hebdo4.jpg
Hebdo.jpg

いかにも左翼過激派らしくイスラムもキリストもユダヤもすべてオチャラカシの対象である。


とはいえ、いずれにせよ「イスラムテロ」が現実になった。

「それみたことか」というPEGIDAの哄笑が聴こえるようだ。

わたしはここに<共同謀議>の芬々たる香ばしい匂いを感じる。

それはウクライナの騒動と通底している、とも。


わたしの下司の勘繰りであって欲しいものだ。

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  1. 2015/01/08(木) 09:36:06|
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けっこう根が深そうな馬肉の件

 

川口氏のおしゃべりはいつもどおりまとまりがなく、何が要点なのかさっぱりわからない。

 

馬肉の件についてもやや誤りがあった。

 

話は、はスペインの食品工場が、牛肉をキプロスの業者に注文したことから始まる。

 

キプロスの業者はオランダの同業者にオッファーをもちかけた。

そのオランダの業者はルーマニアの業者に発注して、牛肉をスペインへドロップシップメントさせた。

スペインの食品工場はその肉を用いラザーニャを製造し、ルクセンブルクの卸業者に販売した。

そのルクセンブルクの卸業者が、そのラザーニャを、フランス英国ドイツなどへ販売した。

 

 

というものである。関係業者はすべてEU域内であるから国内販売と同じであってこの間の関税業務はない。ルーマニアからは直接トラック輸送でスペインまで配達である。

 

さて問題は、もちろん馬肉を食すのは是か非かの問題ではなく、羊頭狗肉ならぬ牛頭馬肉だったことが問題である。これは商業モラル・商法に関わるもの。

 

また本日のニュースでは、件の馬肉から大量の薬品が見つかった、ということだ。おそらく屠殺処理された競走馬だったらしくドーピングの残留物らしいのである。これは、食品衛生に関わる問題である。

 

ここでキーポイントとなっているのはルーマニアである。

 

以前はEU加盟条件はかなり厳しくスペインなどはEUの前身ECに加盟するのに大変苦労したものだ。

 

しかし、欧州最貧国といわれるルーマニアとブルガリアはわれわれが知らぬ間に急遽2007年からのEU加盟が決定してしまった。それからすでに6年。

 

当然のことながら、資本は廉価な労働力を求めて工場を移転し、しかしそんな工場にさえ職を得られぬ貧民は独仏へと移住してきた

 

お金持ちクラブのはずだったEUに二つの最貧国がぶら下がったのである。

 

この両国が加盟したことでEUの定義がより曖昧になった。共同体というよりは帝国の様相がより顕著になったといってよい。帝国辺境地域の細民が食と生活を求めて帝国中心部に集中するのは当然である。

 

そしてこの帝国内で、今回のようなペテンが堂々とまかりとおり、しかも食品衛生に関しても管理が行き届かないことが明らかになった。ドイツ国民にはとても信じがたい混乱である。

 

図体の肥大しすぎた帝国の末路というものはおよそ決まっている。

 

 

ドイツ第四帝国などドイツ国民は望んでいない。欧州の理想はけっこうではあるが、それがおよそ現実性のない夢想であることが壮大な実験の結果明らかになったのである。

 

ソ連社会主義連邦共和国という実験も70年を経てひとつの帝国の崩壊で終わった。

 

EUも、第二次世界大戦の敗戦国ドイツの経済と資源の中心であるわがルール地方を戦勝国が共同管理する欧州石炭鉄鋼共同体にその源泉をたどることが出来る。その条約が締結されたのが1952年、そこから数えてすでに60年である。

 

欧州中央政府もできないくせに欧州中央銀行を作り、ユーロなどという人工貨幣をでっち上げたり、しかも造幣と金融政策という国家主権を欧州中央銀行に移譲したりなどという異常な実験などは絶対にしてはならなかった、という教訓を人類はまたひとつ学んだのである。

 

そして実験はもうこりごりである、ということも。

 

  1. 2013/02/15(金) 23:35:00|
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ドイツ納税者二重の敗北

この記事を読んで心底からの怒りが湧き上がるのを抑えるのに苦労した。何が「ドイツ二重の勝利」だ!ドイツ資本家とくにグローバル企業や国際金融資本にとっては勝利といえるかも知れないEU拡大とユーロ導入であった。しかしドイツ納税者にとってはドイツ再統一とEU拡大とユーロ導入以来、生活水準と行政サーヴィスの低下、そして治安の悪化と二重以上の敗北が続くのである。

 

 

宮下日出男記者様の記事の以下の部分は誤りかあるいはミスリードである。

 

ドイツでは経済が好調な一方で、高齢化社会の進展や人口の減少により将来の労働力不足に対する懸念が強まっている。技師や医療・介護、情報技術分野ではすでに労働力不足が指摘されている。」

 

経済は好調ではない。くに「ギリシア破綻」以降ユーロ崩壊の懸念によりドイツ国民は買い控えをしており不景気であり倒産する企業も増えている。ソーラー・パネル第一人者であった某社の倒産は2000人規模の失業者を生んだ。

 

人口減少が問題になったのはEU以前で、とくに95年の域内国境撤廃により人・カネ・モノの移動が自由化されて以来、移民の流入が再びドイツの社会問題となったのである。

 

 

また、統計上の失業者は一時の400万人から280万人へと減少しているが、これは失業者の起業を推進する政策が効を奏しているからだ。しかし起業したものの半数近くは失敗して失業者にもどっている。労働力不足は、いわゆる3K仕事に関してでありそれはドイツの高齢化・労働力不足とは無関係である。

 

ゆえに以下のような部分には、まったく違うぞ、という違和感を覚える。

 

「欧州債務危機を受けて、輸出大国ドイツはユーロ安を背景にEU域外への輸出を増やしたといわれる。同時に、南欧からの人口流入により国内の労働力不足を補っているドイツは、危機の「二重の勝者」(南ドイツ新聞)とも指摘される。」

 

欧州債務危機に関してドイツ政府は莫大な財政援助を他国に行っている。それはその実、その国に進出したドイツのグローバル企業や国際金融資本への援助なのだ。そんなことはドイツ納税者はお見通しだ。

 

また南欧からの人口流入に頼るほど国内の労働力不足しているわけではなく、むしろ彼ら移民がドイツ国民の職を奪っているのだ。これもドイツ納税者の生活実感である。

 

また、南欧からの人口流入より深刻なのは旧東欧諸国からの移民、とくに旧ユーゴスラヴィア、そして07年よりEU加入を果たしたブルガリア、ルーマニアからの移民である。およそこの両国がEU加盟条件を満たすほどの政治経済状況にあったとは思われず。EU首脳の作為を感じている欧州各国国民である。

 

当然、この両国から独仏への移民が増加しており、ドイツにおいてもかなり深刻な社会不安をもたらしているのだ。

 

長くなるので、その一例は次回に述べることにする。

 

 

 

 

  1. 2012/11/03(土) 18:34:00|
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幸福なギリシア国民

藤井厳喜氏のブログ記事に、欧州十三ヶ国の幸福度調査の結果が紹介されていた。

 

それによると、十三ヶ国トップは、デンマークで96%が幸福を感じておる。

そして二位は、なんとギリシアで80%の国民が幸福なのだそうだ。

 

幸福を測る公式な秤があるわけではなく、誰がナニを幸福と感じるかはそれぞれちがうであろうから、この結果に何の意味を汲み取るかは、アナタ次第、ということである。

 

 

 

 

 

 

 

がしかし、デンマークとギリシア二ヶ国国民がナニを幸福とするのかは明らかに異なるであろう、という予測は容易である。

 

高い教育水準、高所得、完璧な社会保障、自給率の高い農業生産などデンマークは先進工業国のお手本のようなもので、いわゆる最低不幸社会を実現していそうだから、これはこれで分かりやすい。またユーロ加盟国でないことも現在の世界金融の混乱からみると羨ましくもある。

 

 

その点ではギリシアはデンマークの対極か?

 

それでも高い幸福度はなぜか?

 

ここに目下の金融混乱、資本主義の終焉の向こうに見えるあたらしい世界とその価値観が髣髴としているようだ。

 

私見では、財政破綻しているギリシアにおける幸福の源は、

 

(その光と風と水の豊かさ)

 

このことである。

 

 

 

 

ギリシアにいったことのある方はご存知であろうが、

 

ギリシアは経済的に貧しい、しかし国民は溢れかえる陽光と、涼しく澄んだ地中海の水と、そしてハーヴの香りを含んだ風を身体いっぱいに感じることができる豊かな自然環境をもっている。

 

アルプス以北の国々の人々がギリシアへ赴く主な理由がその分け前にあずかりたい、このことである。

 

そしてあの光と水と風がありさえすれば、まあたしかに幸福であろう、というやっかみ、あるいは憧憬があるからこそ、ドイツ国民の幸福度は低いのである。

 

さらには幸福なキリギリスにせっせと貢がねばならない働きアリという自己認識を持たざるを得ぬドイツ納税者が、低い幸福度しかもたないのはまたトーゼンのことではないか~凹

 

 

 

夏の休暇の時にしか幸福を感じないドイツ国民はたしかに不幸な国民である。

 

働いて「豊かな生活」が得られるという幻想は、まもなく終焉を迎え、その幻想に浸りたい者たちさえ否が応でもあたらしき世界とその価値観をもたざるをえなくなるであろう。

 

その意味でも、欧州の源流の一つ古代ギリシアのあった現代ギリシアの国家破綻の意味するものは深いのである。

 

 

  1. 2011/10/16(日) 14:59:00|
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FKK(ヌーディズム) の意味

ドイツ語でヌーディズムをFKK(Frei-Köper-Kultur=自由な肉体の文化)という。

 

各地にFKKビーチ、FKKキャンプなどがあって、会員制のものがほとんである。

 

この記事ではイタリアの「保守性」を「報道」しているがカソリック本山がある土地柄ゆえ保守性でこの問題は語れない。

 

たとえば以下のヴィデオはクロアチアのものであるが、

 

 

 

 

イタリア対岸ゆえイタリア人観光客もこれらのヌーディスト・ビーチを訪れているはずである。ゆえにイタリア人自身はこの件については決して保守的ではない。イタリアという土地のもつ歴史文化的桎梏がママならないだけなのである。

 

かってはギリシアがヌーディスト・ビーチのメッカであった。ドイツ人旅行者が大挙訪れていた時代はもう過ぎ去ったが、そのころはいずこのヌーディスト・ビーチもドイツ人そしてオランダ人により占領状態であった。

 

はいそうです、わたしめもそういうビーチの一つでたまらない開放感を味わったことがあるのであります。

 

まあこっちは銭湯という、あるいは温泉混浴という文化伝統があるので人前でスッポンポンになることは平気なのでありますが、しかし燦燦と降り注ぐ陽光のもとからだの隅々まで光をあて、そしてあくまで澄み切った海水に素っ裸の肉体を浸す、この全身の肌で味わうエロス(生への欲望)の悦びは他に比較の仕様もない、このことであります。

 

陽光の少ない北欧の人々がヌーディスト・ビーチに集るその心情はむしろいじましい、というべきでありませう。

 

 

 

 

  1. 2011/08/14(日) 18:56:00|
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プロフィール

丸山光三

Author:丸山光三
世界は変容する。変容させようとする力が作用するからだ。しかし、かってにそうはさせまいとする吾等の力を示そう。世界はやつらのものではなく、けっきょくは吾等のものであるべきだからだ。

イザ・ブログ消滅にともない<丸山光三或問集(旧マルコおいちゃんのヤダヤダ日記)><アムゼルくんのブログ>を吸収合併。

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