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モスクをたずねる・完結篇

あの例の「911テロ」があった時は、わたしはちょうど休暇でトルコに滞在中でした。

 

身近にいたトルコ人たちで快哉を叫んだものは一人としていませんでした。

 

 

彼らはなにか胡散臭いものをすでに感じていたのでしょうか?

 

あるいは何か不吉なことがはじまったことを感じて怖れていたのかも知れませんん。

 

 

その「テロ」に対して米国大統領はすぐさまビン・ラーデン一味の仕業と断定し、その後すぐに否定されて二度と口されることはなくなりましたが、そのときははっきりと「新しい十字軍が必要だ」と発言したのでした。

 

しかし「十字軍」はイスラム諸国にとっては野蛮な侵略軍だったのです。

 

キリスト教諸国、とくにフランスが中心になって実行された「十字軍」は、聖地エルサレムを異教徒(モスレム)から奪回することを目的としていましたが、その理由にはなんら正統的な歴史的因果関係はありません。

 

はっきりいって妄想、強盗の言い訳の類なのです。事実、そこでおこったことは貧しいヨーロッパが先進的で豊かだったイスラムからの金銀財宝収奪にほかなりませんでした。

 

 

 

その「十字軍」を21世紀にもなって口にするほどなのですから、現代のアメリカがいかなるものであるかが知れようというものでした。

 

イスラムの原理主義は、シオニスムとキリスト教原理主義への対抗原理として生み出されたものです。

 

それはイスラムの気概の表出でした。

 

巨大な政治権力軍事力に虐げられたものたちが、圧制と虐殺に対抗するには、いわゆる「テロ」しか残された道はありません。

 

わたしはテロリストを支持するものではありませんが、窮地へと追い込まれた鼠が猫を噛む行為を「テロ」とも呼ぶのです。

 

この場合、「テロ」を非難するより圧制と虐殺を非難することこそ人間的正義なのではないでしょうか?

 

 

 

 

イスラエルのガザ侵攻を引き起こした要因はいくつも数えられるでしょうが、昨年秋以来のいわゆる「金融危機」をフォロウするように起こったこの戦争には、眉につけたツバが乾くことがあってはならないと思います。

 

政治的発言に近いものになってしまいましたが、わたしの真意はあの心優しいモスレムたちへのシンパシーに尽きていることを最後に申し添えておきましょう。

 

 

 

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  1. 2009/01/15(木) 20:55:00|
  2. モスレム
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モスクをたずねる・続編

実際のところ、そのモスクが建った地域のドイツ人すべてがそれを歓迎しているわけではない。

 

カトリックとプロテスタントがそれぞれ半分づつというのが、ドイツのキリスト経の分布であるが、北はプロテスタントドイツではエヴァンゲーリッシュつまり福音主義というが)が、南はカトリックが多数派である。

 

 

いまはそれについては詳述しないが、かれらキリスト教信者たちにとりイスラム教はやはり異教なのである。

 

歴史的にキリスト教のほうこそイスラムに対してより非寛容であった。

 

逆に言えばイスラムはユダヤ教信者やキリスト教信者にたいしてより寛容であった。

 

 

 

とくにトルコ人が作り上げたスペインから北アフリカ、アラブ中東地域のすべてをふくむ大帝国の中でユダヤ人がうけもった金融システムが今の世界に直接影響を与えているのではないかと思うほどだ。

 

かれら帝国内の異教徒も余分に税金を支払いさえすれば改宗を迫られことはなかったという。

 

 

 

 

キリスト教原理主義者やシオニストが故意にふりまくイスラムのイメージにだまされてはいけない。

 

イスラム教は平和の宗教なのである。

 

<あと一回続く>

 

 

  1. 2009/01/14(水) 21:46:00|
  2. モスレム
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モスクをたずねる

ドイツ最大のモスクが近所に建ったことは前から仄聞していたが、

 

そこをたずねたのは十一月初めのことだった。

 

信者の浄財が5億円ほど集まったがそれでも建設費が不足し、

 

地方政府が財政援助をしたという。

 

その地はトルコ人が集中的に居住しているからだ。

 

 

ドイツおよびトルコ双方にとってメリットのある事業だったらしい。

 

トルコ人共同体には魂の安息所として、

 

ドイツ地方政府にとっては懐の深さを見せ付ける機会として。

 

 

 

 

いずれにせよ、わたしはモスクが好きだ。そこは清浄な気に満ちているからだ。

 

チェニジアで一度、トルコで一度参観したことがある。

 

ドイツやヨーロッパのキリスト教会もそうであるが、

 

そこは生きた信仰の場である。魂が神と対話するトポスである。

 

 

 

 

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はわれら異教徒の目で見るとほぼ同じである。

 

形而上的な唯一の神を信じ、経典も共通している。

 

ただしイスラムは偶像を否定するのでモスク内の装飾は、いわゆる「アラベスク」的で抽象的である。

 

 

訪れたときはちょうど礼拝中で、終わるのをまって礼拝堂に足を踏み入れた。

 

十数人かのドイツ人参観者もいたが、モスレムたちはじつにおおらかににわれら異教徒を受け入れてくれた。

 

 

 

<続く>

 

 

  1. 2009/01/13(火) 19:59:00|
  2. モスレム
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プロフィール

丸山光三

Author:丸山光三
世界は変容する。変容させようとする力が作用するからだ。しかし、かってにそうはさせまいとする吾等の力を示そう。世界はやつらのものではなく、けっきょくは吾等のものであるべきだからだ。

イザ・ブログ消滅にともない<丸山光三或問集(旧マルコおいちゃんのヤダヤダ日記)><アムゼルくんのブログ>を吸収合併。

ついでに忍者ブログの<ドイツ生活ああだこうだ事典>もこちらへ吸収合併凹凸

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