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ウディ・アレン<Midnight in Paris >その3

アドリアーナを演じたマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)は、2007年の映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(原題:La Môme, 英題:La Vie En Rose)で主演しアカデミー主演女優賞を受賞しているそうだ。

 

 

 

ということはそれを承知でウディ・アレンは彼女を起用している。ということはアドリアーナという人物はこの<Midnight in Paris >でもかなり重要なファクターなのであろう。ひょっとするとギャラが一番多かったかもしれない。

 

<Midnight in Paris>という映画は愛についてのものではない。

 

その誤解は、以下の監督と主演男優へのインタビューでも現れている。

 

 

 ペシミストでニヒリストを自認するウディらしいあいかわらずのパフォーマンスだが、その演技に騙されてはいけない。

 

彼の思想はスクリーンの表層にしかないのである。

 

<Midnight in Paris>という映画は夢と憧憬について語ったものであるとわたしは感じた。

 

そしておそらく、その夢と憧憬は、ウディ・アレンのパリについてのそれなのである。ゆえに、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~でパリを表象したマリオン・コティヤールを影のしかし真の主役に起用したのである。

 

またわれわれがパリを語るときどうしても避けることができないのが、<ベル・エポック>とそれに惹かれて大挙訪れた欧州各国人と成金アメリカ文化人たちが作り上げた20年代の文化的トポスなのであるから、ウディ・アレンはまさに正直にしかし彼らしいレトリックでわれわれの痒いところをそっとしかし実に心地よく掻いてくれた、このことである。

 

 

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  1. 2012/01/06(金) 20:49:00|
  2. Midnight in Paris
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ウディ・アレン<Midnight in Paris >その2

真夜中の夢想のような20年代のパリでギルがであうアドリアーナは、じつに魅力的な表情としぐさである、しかもわざとらしさがない。

 

 

 

 

 

しかも俗物の婚約者アイネスとはちがって、ギルの文学論を理解し、ギルの言葉遣いを詩的とも言ってくれるのだ。まあ、理想的な恋人像であろうか?

 

 

 

夢の中では何でもあり、こんな女性に会うのもギルの夢想なのかもしれない、と思わせておいて、ウッデイ・アレンは周到にリアリティも用意している。

 

それは現実にもどったギルが、セーヌ河畔に古本屋でアドリアーナの日記をみつけ、その中にギルを愛していること、そしてピアスの贈り物をもらえたら素敵だろう、という記述を見て、その夜、ちゃんと贈り物をもって過去にもどりアドリアーナを射止める、というのだが、しかしこれはどうも出来すぎている。

 

そして真夜中の散歩中に19世紀にタイム・トリップするのだが、それはギルではなくアドリアーナの憧憬する時代なのだ、つまりは夢の中の登場人物の夢の中へ滑り込むということか?

 

このあたりの夢と過去へ憧憬、理想の女性との道行きなどなどこの映画のもっとも美味しいところであろう♪

 

 

 

<つづく>(たぶん・・・♪)

 

 

  1. 2012/01/03(火) 01:03:00|
  2. Midnight in Paris
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ウディ・アレン<Midnight in Paris >

年越しは、ウディ・アレンの新作<Midnight in Paris >のDVDを見て過ごした。

 

結論、わたし好みの映画であった~♪

 

これひょっとして日本未公開ではないか?

 

 

 

あらすじを簡単に述べると、

 

ある若いアメリカ人の作家志望のシナリオライターであるギルが俗人の婚約者とその両親とともにパリに旅行する。ある真夜中、彼はその好みとする20年代のパリにタイムスリップして、フィッツジェラルドとゼルダに遭う。その紹介でヘミングウェイ、さらにゲルトルード・シュタインに紹介され最初の小説の原稿を見てもらえることになる。さらにはピカソ、ダリ、ブニュエル、マン・レイなどととも知り合いになる。

シュタインのサロンで魅力的なアドリアーナとであい恋に落ちる、そしてある夜、彼女と19世紀のパリへとタイムスリップ、彼女はそこに残るといい、いかなるゲンジツだろうと現在はよいというギルは彼女と別れる。しかしジルはある雨の降る真夜中・・・・

 

 

ということだが、見所は20年代パリを再現したシーンの数々である。

 

たとえば、ジョセフィン・ベーカー

 

 

 

たとえば、コール・ポーター

 

 

 

 

たとえば、へミングウエイ

 

 

たとえば、ダリ、ブニュエル、マン・レイである♪

 

 

 

 

 

などであるが、そっくりさん俳優をよくもそろえたものである♪

 

 

<つづく>(たぶん・・・♪)

  1. 2012/01/02(月) 01:20:00|
  2. Midnight in Paris
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プロフィール

丸山光三

Author:丸山光三
世界は変容する。変容させようとする力が作用するからだ。しかし、かってにそうはさせまいとする吾等の力を示そう。世界はやつらのものではなく、けっきょくは吾等のものであるべきだからだ。

イザ・ブログ消滅にともない<丸山光三或問集(旧マルコおいちゃんのヤダヤダ日記)><アムゼルくんのブログ>を吸収合併。

ついでに忍者ブログの<ドイツ生活ああだこうだ事典>もこちらへ吸収合併凹凸

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