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ベルリンの壁が崩壊してもう25年

ベルリンの壁が崩壊してもう25年。それを記念するイヴェントが「光の国境」として今日から9日まで行われます。

LICHTGRENZE from Fall of the Wall 25 on Vimeo.



上の動画の写真はチェックポイント・チャーリーがあった場所。そのまま「国境」を越えて左へ進むとフリードリッヒ・シュトラーセ駅。さらに駅から右へ折れてMuseumsinsel(美術館・博物館が集中するシュプレー川の中洲)方面へ向かう一帯が、前回、といってももう3年前ですが、再開発中でした。旧東側の残影がどんどん消失してゆきます。

↓(2011年夏撮影、フリードリッヒ・シュトラーセ駅からMuseumsinsel方面へ向かう路上で)
Untitled

初めてベルリンを訪れたのが1985年、シナ遊学を終えて北京からシベリア鉄道にのって一週間かけてたどり着いたのでした。まだ壁が崩壊するとは思ってもみなかった頃です。今の家内がフリードリッヒ・シュトラーセ駅まで迎えに来てくれていました。駅構内は東独国境警備隊が軍用犬をつれて厳戒なパトロールをしていました。プラーットフォーム上方の橋で警戒する兵のマシンガンが冷たく光っていたことが記憶の底に貼りついています。

それについてこのブログでもエントリーを書きました。

敗戦による国土分断という国と民族の試練を象徴するベルリンの壁でした。わが国もソ連と中華民国の要求によりその危険性は高かったのですが連合軍司令部が実質米軍単独占領を実行したためその災いを回避できました。

事実上は沖縄、台湾、朝鮮が分断させられたのですが、それは国本土がましてや首都が分断されたドイツと比較すれば祖国分断と数えるほどではないということです。しかしその代価というべきか米の実際上の属国という屈辱から未だ脱していません。

↓(2011年のフリードリッヒ・シュトラーセ駅構内。勿論国境警備隊の姿はない)
Friedrichstraße station, Berlin


さて、ドイツとわが国とどちらの戦後が国と民族にとってよりよかったのか考えさせられます。戦勝国が敗戦国の国体変更をしてはならないという国際法に違反してわが国に押し付けられた「憲法」を不磨の大典として崇め続ける限りわが国の戦後と屈辱は終わらないことだけは確かです。戦後レジームからの脱却をポリシーとされる安倍総理を支持するのは一国民として当然のことなのです。


↓(2011年撮影のベルリン大聖堂。このようなドイツ帝国首都の中心部がソ連軍に占領されていた。後景に突き立つTV塔は東ベルリンの象徴でもあった。)
Berlin Cathedral (German: Berliner Dom)


話を25年前に戻します。その年はといえば世界史的な大転換の一年でした。

わが国ではあけて早々に前年から御体がすぐれなかった昭和大帝が崩御され昭和が終了しました。



その御大葬がすまないうちに国を離れ来独したわたしにとっては個人的にも時代を劃すものでした。

春から初夏にかけて北京では急逝した胡耀邦を追悼することから始まった学生市民の集まりが民主化をもとめる運動となり、軍による血の鎮圧という終局を迎えました。




その惨事をCNNなどで見た東独市民が、社会主義体制に絶望し、夏の休暇でおとずれていたハンガリーやチェコの西独大使館・領事館に逃げ込み保護を求めたことに端を発した流れが秋には終にベルリンの壁を崩壊させたのでした。



その後すぐのことです。同僚のヴィエトナム人が急に姿を消しました。後で知ったのですが、東独に外人労働者として派遣されていた親戚の者を引き取りに東独に行っていたのだといいます。

本人はボートピープルとして来独していました。壁が崩壊したとはいえ何時また封鎖があるやもしれず通行が自由なうちに親戚の者を救いにいったのだと彼はわたしに語りました。

ヴィエトナム自体が分断国家から北のコミュニストによる統一を実現しましたが彼らにとってはその統一国家は自分らの利益とは合致しなかったようです。

さてこの激流はやがてソ連をも流し去ることになりますが、それは更に二年後のことでした。



この世界史的大事件は徐々に熟成されたのでしょうが1989年の北京とベルリンで起こったことが直接の発火点となったことは明らかです。

さて世界は2012年を期してまた動乱の時代を迎えているように見えます。世界の指導者の顔ぶれが大きく変わったことがその表徴です。わが安倍総理の再登板と習近平のシナ指導者就任がその核心のような気がします。
願わくば習近平がシナのゴルバチョフとなることを密かに目論んでいることを願うばかりです。
その視点からわたしは習近平に注目し続けてきました。

いまある動乱の脈動は来年再来年にはより大きなうねりとなって世界を洗うでしょう。

その中でわが国と国民の利益をしっかり守ってくれる国家指導者は誰か?その方を強固に支持し続けることがわれわれ国民の役割です。

また総理におかれても国民の期待に背く再増税や新自由主義的経済政策を実行しないようお願いします。

ベルリンの壁崩壊25周年にあたり、またシナの密漁船による領海侵犯とアカサンゴ強奪に国の主権をしっかりと守れない政府にやきもきしながら国のあり方を考え、遠い祖国と同胞を思い久しぶりのエントリーでした。

秋深いドイツはライン低地地方より
御国と皇室の弥栄、皆様のご健康を祈りつつ

平成26年11月7日







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  1. 2014/11/07(金) 11:02:45|
  2. 国家とは
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<村上ブンガクへの壁を超えよ | ホーム | 久しぶりのアムステルダム>>

コメント

もう25年、早いですね

速いものですね。もう25年。
私にはベルリンの壁崩壊は冷戦終結であると同時にアメリカの戦略の転換点でもあるとみています。
アメリカから見た主要な敵国がソ連から日本に代わった、その節目だと。

有る本にこんな事が書いてあります。
1991年当時、シカゴ外交評議会が「米国への死活的脅威」に関する調査を行っています。
それによると、日本の経済力が、中国の大国化や、ソ連の軍事力、ヨーロッパの経済力を抑えて断トツの1位(60%)となっているとの事。
これからが日本人の矜持が試されますね。
  1. 2014/11/07(金) 14:43:19 |
  2. URL |
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. [ 編集 ]

短足おじさん二世師匠、

お説の通りと思います。
当時すでにECからEUへの移行が決定したのですから東西ドイツがそのままEUに加入すればそれで済んだのです。
しかし時のコール首相は是が非にでもと統一を急ぎました。ご指摘のような冷戦勝利を目前にそれを前提にした米の戦略変更があったことがコールをして機会到来と判断させたのでしょう。しかし東西マルクを1対1で交換するという暴挙ともいえる経済政策ゆえ東独の産業は壊滅しました。同じ価格なら東独よりも西独の製品を輸入したいとどの国も考えたからです。そして東独経済が壊滅し統一ドイツの西側国民と住民は多大な負債を抱え込まされ今に至ります。

しかしたしかこのブログでもすでに書いたと思いますが、分断された国と国民を再統一するということは政治経済社会的リスクを負ってでも実行すべきイッシューだったとわたしも気づきました。それは旧東独出身者たちと個人的交流が始まりその意見を直に聞くようになってからでした。

統一後遺症とも称される様様な問題を抱えてはいるものの、ドイツは何度も憲法を修正し自立した軍隊をもってNATOの一員としてきちんとした防衛義務も果たしています。

わが国が吉田ドクトリンの過ちを早く修正し冷戦構造の中でドイツのような再武装自立防衛を実現していたとすれば、冷戦終了後に米の戦略的敵国となったとしてもよりよい対策が建てられたことでしょう。歴史に「もし」を問うのはまさに有意義なことです。今からでも遅くはないと決断し気概をもって事に当たればわが国も独立国に恥じない国造りができるはずです。
  1. 2014/11/07(金) 16:28:58 |
  2. URL |
  3. 丸山光三 #-
  4. [ 編集 ]

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