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続・早速出た<52Hz, I Love You>の映画評

【海角七号】から8年しかたたないのに、雀雀氏は何故に十年と数えたのかには理由がある。

それは劇の終幕近く、ギター店を営む大河がその同棲中の女友・蕾蕾にプロポーズしようとするものの、意に反して別れ話を持ち出される。二人は付き合って十年。そして大河が懸賞に応募して見事受賞した曲の名前が「十年」。

これを雀雀氏はふまえているのだ。





《十年》同時亦娓娓道出台灣影迷自《海角七號》一路以來和魏導、魏導和電影之間的愛情關係。其實拍電影如此辛苦,魏導要不要繼續?或者他就和蕾蕾心中想跟大河分手想過無數次一樣。又,大河也是魏導,眾所周知的故事是當初為拍《海角七號》魏導老婆也曾一邊哭著一邊簽下銀行貸款書。(中略)十年時間或可看做是女人支持男人追夢的平均極限,而魏導在這十年裡面回報影迷的方式就像歌裡所說「承諾一點點一滴滴做好」(中略)。於是經過這次的十年,我不免期待,在一個又一個十年之後,魏導還依然和影迷們手牽著手啊。
「十年」は同時にまた台湾の映画ファンの【海角七号】からの魏監督に対する、また魏監督と映画の間の愛情関係を連綿と語るのである。映画撮影が斯くの如く辛いものなら魏監督は継続する必要があるのか?あるいは蕾蕾が気持ちの上で何度も大河と別れようと考えたように。また一方で大河もまた魏監督(の表象)なのである。誰もが知るように【海角七号】を撮影するために魏監督の奥さんは泣きながら銀行の融資に(保証人として)サインしたのだった。(中略)十年という時間はおそらく女にとっては男がその夢を追求するのを赦すリミットなのだ。魏監督はこの十年にファンに応え歌詞にあるように「少しづつ少しづつよくすることを約束」してきたのだ。それならこのような十年を経たのだからさらに十年そのまた十年と魏監督がファンと手を携えてゆくことを期待せざるをえないのだ。


と雀雀氏は「十年」の歌詞をふまえて述べている。

まさに大河と女友・蕾蕾との関係は映画の中では「夢とパンの関係」として語られているのだが、雀雀氏が指摘しているように男女の特性を示すばかりではなく、魏監督と奥さまとの間柄もアレゴリックに述べてもいるようだ。

とすると監督にとっては鬱屈したものを発散するある種のカタルシス効果があったはずで、それが「撮影していた楽しかった」と監督が述べた真の理由であったかもしれない。

それはともかく、映画のストーリーの幹である大河と蕾蕾との関係を雀雀氏はさらに分析している。


《52赫茲》劇中,大河與蕾蕾相戀十年難以為繼,兩人初相愛時的真心與真情面對到現實的考驗,蕾蕾從愛情的大夢裡勉強被喚醒過來,大河卻還在賴床,一句「再讓我睡30分鐘,醒來之後我告訴妳完整的夢」講透兩人之間的關係與處境。男人一手握愛情、一手抓夢想,女則因為支付著兩人共同生活開支而煩惱著帳單與赤字,愛情,貴重到讓她再也負擔不起。而大河其實知道。
<52Hz>劇中、大河と蕾蕾はつきあって十年、初めて愛し合った頃の真心と真情は現実壁に突き当たる。男は片手で愛情を握りしめ一方で夢をつかもうとする。女は二人の共同生活を支えるために家計の赤字に悩む。愛情は重すぎて彼女は堪え切れない。しかし大河も(その苦労を)知っている。





そこで「十年」の以下の歌詞が意味を持ってくる。

我們續約到老,承諾一點點一滴滴做好
幸福誰也找不到,因為它得從付出裡努力得到
我知道,一個又一個十年會再來到
到妳走不動那年,我們還要記得 牽手啊
約束しよう老いるまで少しづつ少しづつよくしていこうと
幸福を誰も探し当てることはない、なぜならそれは努力をして得るものだから
ひとつまたひとつと十年がたち
君が動けなくなったその年も僕たちは手を携えて行こうよ


これはひょっとすると魏監督の奥さまに対する個人的なメッセージなのかも知れない、と感じるのは思い過ごしだろうか?

対日関係とその歴史や、さらにこれから挑もうとされている台湾の歴史と社会の根源を探る、という重いテーマの狭間にあって自分の立ち位置の確認というモチーフが監督にはあったのかもしれない。これも次回お会いする機会があれば確認してみたい。

いずれにせよ、

《大世界小世界》是《52赫茲 我愛你》的大結局片尾歌,搞創作的人都喜歡讓作品自己說話,有了《52赫茲 我愛你》,魏導真的可以什麼也不用說,因為魏導很確定他對電影的愛,我們會懂。而我確定我們對魏德聖的愛,他也會懂。
「大世界、小世界」は<52Hz>のフィナーレである。作家は作品をして自ら語らしめる。<52Hz>があるので魏監督は何も語る必要はない。監督の映画に対する愛は確かである、それをわれらは理解する。またわれらの魏監督に対する愛も、監督はわかってくれるだろう。


ということだ。

「大世界、小世界」は范逸臣が作曲しあの「海角七号」のバンドを率いて大河が蕾蕾にプロポーズしようとしたステーキハウスで演奏される。これは大河がプロポーズのバックミュージックとして用意したものだった。

52Hz band





これ以外にも雀雀氏はミュージカル映画としてハリウッドのあれこれを提示して<52Hz>との関連性を指摘されているが、個人的にそれらのハリウッド映画は未見なのであえて取り上げなかった。しかしかなり納得のゆく分析であると感心したことはここに記しておきます。

以上、雀雀氏の<52Hz>評の紹介でした。












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  1. 2017/02/01(水) 10:19:33|
  2. 魏德聖
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世界は変容する。変容させようとする力が作用するからだ。しかし、かってにそうはさせまいとする吾等の力を示そう。世界はやつらのものではなく、けっきょくは吾等のものであるべきだからだ。

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